トライアスロン用の腕時計は3種目の競技に対応するための機能が必要です。ランニング用の腕時計でも大丈夫なのかトライアスロン用に買ったほうがいいのか悩む人もいるかもしれません。トライアスロン用の腕時計を選ぶポイントをご紹介します。
まずは必須の機能とあると便利な機能にわけて考えましょう。トレーニング用とレース用を使い分ける場合は1つの腕時計で必要な機能を搭載している必要はありませんが今回はトレーニングでもレースでも1つの腕時計でカバーしたい人向けに選び方をご紹介します。
トライアスロン用の腕時計に絶対に必要な機能は?
防水
トライアスロンにはスイム、バイク、ランがあるので防水機能は必須です。深く潜るわけではないので基本的に防水機能がついていれば大丈夫です。
バッテリー稼働時間
バッテリー稼働時間も重要です。オリンピックディスタンスのレースだと約3時間、長めの練習でも約5時間が目安になります。アイアンマン、ウルトラマラソンでは約16時間はバッテリーが必要になります。レース中にバッテリーが切れてしまうとペースがわからなくなったり残りの距離もわからなくなったりレースが台無しになってしまうこともあります。
トレーニングモードと時計モードでバッテリー稼働時間が異なります。必ずトレーニングモードでのバッテリー稼働時間を確認しましょう。バッテリー稼働時間は短いもので8時間、長いものは20時間があります。
トライアスロン用の腕時計にあったら便利な機能は?
心拍計
心拍計を使うと現在の心拍数が計測できます。心拍数は運動強度を客観的に知ることができます。運動強度を知ることは2つの点で重要です。1点目はレース中のオーバーペースを防ぎます。レースでは緊張したり周りの選手のペースに合わせてしまったりいつもの自分のペースを維持することが難しいです。またその日の体調によってベストなペースも変わります。そんなときに心拍数で身体への負担を確認しながらペースを配分できると終盤での失速を防ぐことができます。2点目は効率的なトレーニングで活用します。トレーニングでは高強度のトレーニングと低強度のトレーニングを使い分けることが重要です。常に高強度なトレーニングばかりしていると怪我しやすくなります。逆に低強度のトレーニングばかりでは速くなれません。トレーニングの強度のコントロールは感覚では難しいので心拍計を利用することをおすすめします。
腕時計で心拍を測定する方法は「心電式」「光学式」があります。心電式は計測器がついたバンドを胸にまきつけて計測する方法です。心電式は精度が高く計測できるが胸に巻きつけるため圧迫感があります。光学式はLEDライトを当てて血中のヘモグロビン量の変化をセンサーで計測する方法です。胸にバンドを巻かなくていいが心電式を比べると精度が悪いです。
GPS
GPSがあるとトレーニング中やレース中のラップタイムを確認できます。また通過したコースを記録してくれます。腕時計によって衛星を拾ってくれるまで(利用できるまで)の時間とGPSの精度に差があります。
重さ
ランのときが最も腕を振るため腕時計の重さが気になります。重い腕時計だとランの最中に腕時計の重さが気になって集中を欠いてしまうことがあります。重さを感じなくするために腕時計のベルトをきつくしめると逆に腕の締め付けが気になってしまいます。男性と女性、体の大きさや個人の好みによって気にならない重さは変わってくると思いますが90g以下であれば気にならないでしょう。
トライアスロン用の腕時計の選び方は?
トライアスロンはレースに出るまでに準備しなければならないモノが多く費用がかかります。限られた予算の中で費用をかけた方がよいモノとそうでないモノがあります。腕時計は費用をかけてでもいいモノを買ったほうがよいでしょう。トライアスロンは3種目ある競技なので3種目のトレーニングが必要です。限られたトレーニング時間の中で効果的なトレーニングを行うためにはタイムを計測しトレーニング内容を修正することが重要です。辛いトレーニングのモチベーション維持にはトレーニングの記録を残すことが効果的です。数ヶ月前の記録と比較すると一喜一憂あるでしょう。またタイムを計測することが目標が具体化できるメリットもあります。
トライアスロン用の腕時計メーカーは?
Garmin(ガーミン)
Garminは1989年にアメリカで始まった会社です。現在本社はスイスにあり、全世界に8,000人の従業員数がいます。製品の設計、製造、市場展開、販売をすべて自ら行っています。
http://www.garmin.co.jp/
Suunto(スント)
Suuntoは1936年にフィンランドで始まった会社です。スントとはフィンランド語で「方向」という意味です。
http://www.suunto.com/ja-JP/
Poral(ポラール)
Poralは1976年にフィンランドのオウル近くで始まった会社です。ポラールは1979年に無線心拍数測定装置の特許を出願し世界初の着用式無線心拍数モニターを発売しました。
https://www.polar.com/ja
TomTom(トムトム)
TomTomは1991年にオランダで始まった会社です。B2B向けのモバイルアプリケーションとパーソナルデジタルアシスタントのソフトウェアの開発から始まった会社です。現在は4,700人の従業員がいます。
https://www.tomtom.com/ja_jp/
TIMEX(タイメックス)
TIMEXは1854年にスイスで始まった会社です。USタイムが1950年に買収しアメリカの会社になりました。TIMEXは1980年代以降も存続している唯一のアメリカブランドの腕時計です。
http://www.timexwatch.jp/
CASIO(カシオ)
CASIOは1957年に日本で始まった会社です。計算機で有名になりました。
http://casio.jp
EPSON(エプソン)
EPSONは1942年に日本で時計屋として創業した会社です。EPSONの正式な社名はセイコーエプソン株式会社です。1969年に世界で初めてアナログクオーツウオッチを開発しました。
http://www.epson.jp
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